<前編解説>
今回の話を思いついたきっかけは、キリ番リクエストというものを体感してみよう、と言う些細な理由からです。
というわけで、自分の持つイメージでヴォルライガーの世界を表現してみました。
・冒頭のシーン
実は、この構成を思いつく直前に<真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ>を見ておりました。
故に勇者同士の決闘です。安直です。ええ、言い訳はしませんとも(笑)。
なぜこのような状況になるのかは、後編にならなければわかりません。
そもそも敵キャラに力を入れてしまった為に、このような事態(前・後編)に陥ってしまいました。
自分の力量不足を深海よりも深く反省。
・御剣道場のシーン
これは外せないだろう、というシーン(笑)。
毎朝破壊される道場の壁の修理費の出処が気になったので、イメージで補ってみました。
加えて、剣十郎さんのキメ台詞も出したかったので、志狼君にはちょっと辛い目にあってもらいました(汗)。
・エリィを迎えに行くシーン
これは外せないだろうシーン第二弾(爆)。奥さん悪酔いで大暴れ。
しかし実際にそれをやると話が逸れてしまうので、たまにはこんな平和な解決法があってもいいだろう、ということで(笑)。
あと、エリィちゃんはきっと凄いキャラなんだ、という先入観があって、じゃあどう凄いんだ、こう凄いんだよ、と(爆)。
まぁ、いざという時に度胸が座っている、というイメージも加わってますけどね。
・通学途中のシーン
きっと志狼君は聞き役に回っているだろう、ということで。
このシーンは割と普通に書けました。改めて読み返すとラブコメ以外の何者でもないですが(汗)。
・ヴァルトシュヴァイン登場シーン
特別編オリジナルキャラ、ヴァルトシュヴァインの登場。彼のせいで執筆時間が延びたことは揺ぎ無い事実(爆)。
フルネームで呼ぶと舌噛むだろ、という突っ込みはさて置き(ヲイ)、街中で銃を発砲する、かなり危険な人。しかも丸眼鏡に黒マント(関係ない)。
・戦闘シーン
ヴォルネスとヴァルトス。響きが似ていることはこのシーンに入ってから気が付きました(笑)。
ヴォルネスの登場シーンは原作に従っています。間違いとかないか不安ですけど。
ヴァルトスは、もはや言うまでもないと思いますが、「来いっ! ガンダァァァァムッ!」からとってます(汗)。
戦闘中の志狼の「俺にとってはそれが一番大切なんだ」って、今思うともの凄い台詞ですね。きっと後で耳まで真っ赤にして蹲っているのではないでしょうか。
剣十郎さんが志狼君を未熟者と言うのは、きっと実戦経験がないからだな、と思っていました。
だから、戦闘のプロを相手にすれば楽勝とはいかないんじゃないか。そしてこの戦い、志狼は苦戦を強いられます。
それでも、自分以外の強者は全て乗り越えるべき壁。そんな考えを持っている(これもイメージ)彼は、怯むことなく立ち向かっていくのです。
……でもちょっとやられ過ぎかなぁと反省しております。
・キャリバー合流シーン
志狼君のピンチに颯爽と現れる勇者機兵。前後編にすると決めてから、この展開も決まっていました。
後半でヴォルライガーが活躍するためには、前半でキャリバーを活躍させるしかないからです。
前半で傷付いた分は後半で挽回する、ということで、納得……して頂けると、嬉しいなぁ……
とまあこんな感じです。
ちなみに一番最後の<続く>は、<後半へ続く>と書くとちびまるこちゃんになってしまうので、止めました(笑)。
<キャラ設定>
名前:ヴァルト=シュヴァイン
性別:男性
年齢:21歳
生年月日:12月24日
特技:重火器操作、遺産兵器改造、操作
備考:愛機・ヴァルトスとともに戦いに身を投じる賞金稼ぎ。裏社会では有名人で、その技術は超一流。様々な重火器を自在に使いこなす。
今回は何者かに雇われ、ヴォルネスを奪うために志狼に襲い掛かる。
姓名を続けて自分を呼ばないものに対しては激情を露にするが、その理由を知る者はいない。
解説:今回の物語を書くに当たって、即興で生み出したキャラクター、のはずが、随分と深い人物になってしまいました。
本来は、第一話で登場した盗賊を再利用しようと思っていたのですが、二人の勇者を相手にするにはあまりにも役不足なため、急遽変更となったのです。
彼はヴォルライガーの世界に属するので、キャリバー本編には登場しません。惜しいですけど……
イメージは、自分の正義を持つ悪党、といったところですね。絶対悪という存在は、個人的に出したくなかったので。
後半でも彼と戦うことになります。その時、彼の戦う理由がわかるかもしれません。
あと誕生日は、一番似合わないであろう、そしてある意味似合っているだろう、ということで、クリスマスイブです。
<メカニック設定>
名称:ヴァルトス
武装:インパクトライフル
ロングバレルライフ
ハンドガン
プラズマソード
リフレクトシールド
備考:ヴァルトシュヴァインの愛機。彼の手により、様々な強化を施されている。
重火器を用いた中・遠距離戦を得意とし、右腕の盾の裏には様々なライフルが収納されている。
背面に取り付けられたブースターにより、滞空戦闘が可能である。
解説:この機体は、実はマイトガインのエピソードをもとに生み出されたものです。
マイトガインが、飛行能力を持つ飛竜に敗れる。ヴォルライガーも飛べないから、こういう敵はやり辛いだろう。
今にして思えば飛行能力はあんまり関係なかったですが、それでも個人的に気に入っています。
前編ではキャリバーに勝てなかったので、後編ではバージョンアップさせよう、などと考えていたりします。